マンションを購入してから、もう何年も同じ便器を使っている。
便器そのものはまだ使えるけれど、タンクの調子が悪かったり、便座の機能が壊れていたり、掃除をしてもなんとなく古さが目立つようになってきた。
そうなると「そろそろ新しい便器に取り替えようかな」と思いますよね。
最近のトイレは、便器のフチが掃除しやすくなっていたり、少ない水で流せるようになっていたり、便器のデザインもかなりスッキリしています。
せっかく交換するのであれば、見た目もきれいで、掃除もしやすいトイレにしたい。
その気持ちはよく分かります。
でも
マンションの便器は、気に入った商品を先に買って、それを持ってきてもらえば簡単に取り付けられる、というものではありません。
ここを知らずに商品だけ先に購入してしまうと、「この便器は、今の排水管には取り付けられません」ということもあります。
せっかく高い便器を買ったのに、取り付けられなかった。
こんなことになったら困りますよね。
そこで今日のブログは
マンションのトイレリフォームで困らないために知っておきたいことをまとめましたので最後まで読んでぜひ参考にしてみてください。
まず確認するのは床排水か壁排水か

マンションのトイレリフォーム
マンションのトイレリフォームで、最初に確認しなければならないのが排水方式です。
トイレの排水方式には、大きく分けて「床排水」と「壁排水」の2種類があります。
マンションだから壁排水。
戸建てだから床排水。
そんな単純な分け方ではありません。
マンションでも床排水のところがありますし、壁排水のところもあります。
そのため、今付いている便器がどちらの排水方式なのかを確認してから、新しい商品を選ばなければなりません。
と言っても、専門の内装業者さんにお願いすれば、その会社さんが選定してくれるから大丈夫かと思いますが念の為知識として知っておいてください。
床排水とは
床排水とは、便器の下から床方向へ排水する方式です。
便器の後ろを見ても、太い排水管が見えない場合は、床排水になっている可能性があります。
ただし、床排水だと分かっただけでは、まだ便器を選ぶことはできません。
次に確認するのが「排水芯」です。
排水芯とは、便器の後ろにある壁から、床にある排水管の中心までの距離のことです。
現在の一般的な便器では、排水芯が200ミリの商品が多いのですが、古い便器の場合は違う位置に排水管があることもあります。
排水芯が違えば、そのままでは新しい便器を取り付けられないことがあります。
その場合は、排水位置を調整できるリフォーム用の便器を選ぶなど、今の排水管に合った商品を選ばなければなりません。
壁排水とは
壁排水は、便器の後ろから太い排水管が出て、壁側の排水管につながっている方式です。
床上排水と呼ばれることもあります。
壁排水の場合に確認するのは、床から排水管の中心までの高さです。
現在は排水の高さが120ミリの商品が多いのですが、築年数が経っているマンションでは、148ミリや155ミリなどになっていることがあります。
この高さが合わなければ、便器をそのまま交換することはできません。
つまり、
「床排水か壁排水か」
だけを見ればいいのではありません。
床排水であれば排水芯。
壁排水であれば排水管の高さ。
ここまで確認して、初めて取り付けられる便器が分かります。
内装会社に依頼すればOK
ここまで読むと
「便器を取り替えるだけなのに、そんなところまで自分で調べないといけないの?」
と思いますよね。
もちろん、お客様がすべて調べる必要はありません。
私たちのような内装工事会社へご依頼いただければ、現在付いている便器の品番や排水方式、排水位置、給水位置などを確認して、取り付け可能な商品を選びます。
ただ、お問い合わせをいただくときに、現在のトイレの写真があると確認が早くなります。
この様な情報が事前にいただけますと、今付いている便器の種類をある程度確認しやすくなります。
品番のシールは、便器の側面やタンクの側面、便フタの裏側などに貼られていることがあります。
「どこを撮ればいいのか分からない」
という場合は、まずトイレ全体が分かるように何枚か撮っていただければ大丈夫です。
メールアドレスはホームページには記載しておりませんので、必要があればお問い合わせ時に口頭にてお知らせいたします。
タンクレストイレは水圧に注意
さて、ここからが今回特にお伝えしたいところです。
便器を新しくするのであれば「せっかくだからオシャレに見えるタンクレストイレにしたい」という方結構多いんです。
タンクレストイレは、便器の後ろに大きなタンクがないため、見た目がかなりスッキリしますから確かにオシャレに見えますよね。
僕の家は戸建てですが、パナソニックのアラウーノにしています。
タンクレスは見た目もかっこいいですよね。実際に毎日使っていますが、便器の後ろがスッキリしているので、掃除もしやすいと感じています。
でも、タンクレストイレは見た目だけで決めることができません。設置する場所の水圧を確認する必要があります。
マンションの上層階だからダメとは限りません
よく
「マンションの上の方の階には、タンクレストイレは付けられないんですよね?」と聞かれることがありますが
確かにマンションの給水方法や設備の状態によっては、水圧が低くなることがあります。
しかし、上層階だから必ず水圧が低いというわけではありません。
マンションには、水道管から直接給水する方法もあれば、ポンプで圧力を加えて上の階まで水を送る方法、受水槽からポンプで各部屋へ給水する方法などがありますので、同じ10階の部屋だったとしても、マンションによって給水方法や水圧は違います。
ですから
と、階数だけで判断することはできません。
実際に確認しなければならないのは、水を使っているときの水圧です。
これを動水圧といいます。
タンクレストイレには、商品ごとに必要な水圧が決められていて、説明書にも記載されていますので事前に確認しておくことが大事。
その条件を満たしているかどうかを確認したうえで、取り付けられる商品を選定することが大事ですから、ここはリフォーム会社に依頼する前に、管理組合や管理人さんに水圧の件は事前に相談しておいたほうが良いですね。
その情報を内装会社の人に伝えると良いと思います。
水圧が低ければ、必ずタンクレスを諦めるのか?
では、水圧が低かったらタンクレストイレは絶対に付けられないのか。
実は、そうとも限りません。
最近は、比較的低い水圧に対応した商品や、便器の中に一時的に水をためて洗浄を補助するタイプもあります。
メーカーや商品によって洗浄方法が違うため、今の水圧に合った商品が見つかる可能性はあります。
ただし
「この商品なら多分大丈夫でしょう」という感覚で決めるのは危険です。
便器は、見た目が似ていても商品ごとに設置条件が違います。
同じメーカーのタンクレストイレでも、シリーズによって必要な水圧が違うこともあります。
そのため、設置したい商品の施工条件と、実際の水圧を照らし合わせて判断する必要があります。
タンクレストイレを希望している方は、最初の相談の段階で、「できればタンクレスにしたいです」と伝えてください。
水圧や排水方式を確認したうえで、設置できる商品をご提案します。
タンクレストイレにすると手洗いがなくなる
ここも、意外と忘れやすいところです。
現在使っている便器が、タンクの上から水が出る手洗い付きのタイプだった場合、タンクレストイレへ交換すると、その手洗いもなくなります。
トイレの中に別の手洗い器があれば問題ありませんが
しかし、手洗い器が付いていない場合は、トイレを使ったあとにどこで手を洗うのかを考えなければなりません。
方法はいくつかあります。
ただ、手洗い器を新しく付ける場合は、給水管や排水管の工事が必要になるので、そんな場合、僕がよくご提案する商品の一つが、パナソニックのアラウーノです。
現場の給排水条件によっては、手洗い器と組み合わせやすいリフォーム向けの商品もあります。
タンクレストイレの本体価格だけを見ていたら、手洗い器の工事まで必要になって、思っていたより金額が高くなった。
こういうこともあります。
見た目だけではなく、今まで使っていた機能がなくならないかというところまで考えて商品を選ぶことが大切です。
便器を交換するなら床や壁紙も一緒に!
便器を交換するときは、今付いている便器を一度取り外して古い便器と交換する作業になります。
古い便器を外してみると、便器で隠れていた床に汚れや変色、設置跡が残っていることがあるので、新しい便器の形が今までより小さくなると、古い便器で隠れていた跡が隠しきれずに見えてしまうこともあります。
便器だけはピカピカなのに、床には古い便器の跡が残っている。
これでは、せっかくリフォームしたのに少し残念ですよね。
もちろん、そんな事気にしないよって方なら、便器だけを交換することもできますが、床材や壁紙も古くなっているのであれば、便器を取り外すタイミングで一緒に張り替えた方が、トイレ全体がきれいに仕上がります。
毎日使う場所だからこそ、便器だけではなく、トイレという空間全体で考えてみてください。
まずは現地の状況を確認しましょう
インターネットを見ていると、便器本体がかなり安く販売されていることがありますから、安い商品を見ると
自分でネットでこれを買って、取り付けだけ頼めば安く済むのでは?
と思いますよね。
でも、その便器が今の排水方式や排水位置に合っているとは限りません。
タンクレストイレであれば、水圧の条件もあります。手洗いがなくなる場合は、別の工事が必要になることもあります。
商品を購入してから取り付けられないことが分かると、本当に困りますし、安く買ったつもりが結局は普通に内装会社に最初から依頼するよりも高額になってしまうケース・・・・
だからこそ、マンションの便器交換では、先に商品を購入するのではなく、まず現在のトイレを確認してもらうことをおすすめします。
トイレリフォームのお問い合わせはコチラから
福岡内装工事センターでは、マンションの便器交換だけでなく、床材や壁紙の張り替え、手洗い器の設置など、トイレ全体のリフォームにも対応しております。
タンクレストイレに取り替えたいけれど、自分のマンションに付けられるのか分からない。
どの商品を選べばいいのか分からない。
そのような場合も、まずは通話料無料のフリーダイヤル0120-713-504までお気軽にご相談ください。

