事故防止対策

保育園ドア指詰め防止対策
保育園の室内を見ていると、普段はあまり気にしないような場所に、いろいろな安全対策がされていることがあります。
たとえば、今回の写真に写っているドアの端のグレー部分に注目してください。
ドアの枠側に、グレーの柔らかいカバーが取り付けられていますよね。
これは、子どもがドアのすき間に指を入れてしまったときに、指を強く挟まないようにするための「指挟み防止対策」です。
大人からすると、ドアのすき間に指を入れるなんて考えにくいかもしれませんが、保育園の現場では、子どもたちは大人が想像しないような動きをします。
・急に走る
・急に振り返る
・友達を追いかける
・アの開け閉めに興味を持つ
そう考えると、保育園の安全対策は現場で働く保育士だけで「注意して見ておく」には限界があります。
人の目で守ることも大切ですが、それと同時に、建物や設備のハード面でも事故が起きにくい環境・仕組みを作っておくことがなによりも大切なのです。
ドアは指挟み事故が起こりやすい場所
保育園の中には、引き戸や開き戸など、当たり前ですが部屋の数だけドアがありますよね。
教室の出入口やトイレの入口・廊下と部屋の境目更には収納の扉などよく見ればいくつもあります。
毎日何度も開け閉めされる場所だからこそ、ドアまわりは事故が起きやすい場所でもあります。
ドアの動きを予測することがまだ難しい年齢の子どもだっていますから、そういった子どもたちは、自分の手を置いている場所が危ないという感覚も、大人ほどありません。
そのため
ドアのすき間や枠の部分に指を置いたまま、他の子がドアを閉めてしまうこともあります。
このときに何も対策をしていないと、思っている以上に大きなけがにつながることがあります。
だからこそ、ドアの指挟み防止カバーは、保育園にとって非常に大切な安全対策の一つです。
柔らかいカバーで事故のリスクを減らせます
今回のように、ドアの枠側やすき間部分に柔らかい素材のカバーを取り付けることで、万が一指が入ってしまった場合でも、衝撃をやわらげることができます。
もちろん、これを付けたから絶対に事故が起きないというものではありません。
ここは誤解してはいけないところです。
安全対策というのは、ひとつ何かを付ければ終わりというものではなく、いくつもの対策を重ねて、事故が起きる確率を下げていくものです。
その中で、指挟み防止カバーはとても分かりやすく、効果を感じやすい対策だと思います。
見た目としても大きく雰囲気を壊しにくく、子どもが触れても危険が少ない素材を選べば、保育園の環境にもなじみやすいです。
安全対策は、子どもだけでなく保育士さんを守る意味もあります
園で働いている保育士さん達の安全も守るのが経営者の使命
ここは、いくつもの現場を経験したきた私が特に大事だと思っている部分です。
保育園の安全対策というと、どうしても「子どもを守るため」と考えられます。
もちろん、それが一番大切です。
ただ
もう一つ忘れてはいけないのが、現場で働く保育士さんを守るという視点です。
保育士さんは、毎日たくさんの子どもたちを見ています。
いくら
いくら注意していても、一人ひとりの動きをすべて完璧に予測することは、現実的にはとても難しいことです。
想像もしたくないことですが・・・・・
もしも事故が起きてしまうと、現場にいた保育士さんが保護者や社会から責められてしまう場面もありますよね・・・
保護者の方も、大切なお子さんにけががあれば不安になるのは当然です。
その不安が強くなると、どうしても「なぜ防げなかったのか」という話になります。
そのときに
園としてきちんと安全対策をしていたかどうかは、とても大きな意味を持ちます。
・指挟み防止カバーを付けている
・危険な場所を事前に確認している
・防犯カメラや監視カメラで状況を確認できるようにしている
こうした対策は、事故を防ぐためだけではなく、万が一のときに現場の状況を正しく説明するためにも必要です。
これは責任逃れのためではありません。
子どもを守り、保護者にきちんと説明し、そして現場で一生懸命働いている保育士さんを守るための全てが安全対策なのです。
防犯カメラや監視カメラ
最近では、保育園に防犯カメラや監視カメラを設置するケースも増えていますし、保育園では今の時代当然の設備として認識していますが、それでもまだ導入に至っていない保育園も見かける事があります。
監視カメラや防犯カメラは単に「見張るため」のものではありません。
・園外からの侵入対策
・止事故が起きたときの状況確認
・保護者への説明
・スタッフ間での安全意識の共有
こうした目的で考えると、防犯カメラや監視カメラは、今の保育園運営においてかなりマストな設備だと認識されますよね。
ただし
カメラを設置する場合は、設置場所や運用ルールも大切です。
・どこを撮影するのか
・誰が映像を確認できるのか
・どのくらいの期間保存するのか
・保護者へどのように説明するのか
ここをあいまいにしたまま設置すると、逆にトラブルになる可能性もあります。
安全対策として導入するのであれば、目的をはっきりさせたうえで、きちんと運用することが大切です。
保育園で考えておきたいハード面の安全対策
保育園の安全対策は、ドアだけではなく室内、廊下、階段、窓、床、外まわりなど、見直すべき場所はたくさんあります。
たとえば、室内であれば、子どもが転んでも衝撃をやわらげる床材を使うこと。
・ドアには指挟み防止カバーを取り付けること
・階段には手すりや滑り止めを設置すること
・角がある部分にはコーナーガードを付けること
外まわりであれば、子どもが園外へ飛び出さないようにする対策も必要です。
・門扉の施錠方法
・フェンスの高さ
・死角になる場所の確認
夏場であれば、園庭や砂場の熱中症対策も考えなければいけません。
さらに
お昼寝の環境を整えるためには、防音対策や遮光カーテンも有効です。
保育園は、子どもたちが長い時間を過ごす場所。
だからこそ、見た目だけではなく、安全性、清潔性、使いやすさまで含めて考える必要があります。
安全対策は「園を守る投資」と言う考え
安全対策をしようとすると、当然なかなかの費用が掛かってしまいます。
指挟み防止カバーを付けるにも費用がかかりますし、防犯カメラを設置するにも費用はかかります。
床材を安全なものに変える場合も、ある程度の予算は必要です。
ただ、ここを単なるコストとして考えてしまうと、どうしても後回しになってしまいます。
保育園の安全対策は「費用」ではなく「園を守るための投資」だと考えてほしいなっていつも思います。
子どもを守ることは、つまり保護者の安心にもつなげられるからです。保護者が園の運営に対して安心して信頼してくれるということは、それはつまり
保育士さんが安心して働けるて、園としての信頼を高められているっていうことにつながりますよね。
そう考えると、ハード面の安全対策は、園運営にとってとても大切な土台になります。
まとめ
保育園では、どれだけ先生たちが注意していても、子どもたちは大人の想像を超える動きをすることがあります。
だからこそ、人の目だけに頼るのではなく、建物や設備の面からも事故を防ぐ工夫や仕組みつくりが必要なのです。
今回ご紹介したドアの指挟み防止カバーもその一つ
小さな部材に見えるかもしれませんが、こうした対策の積み重ねが、子どもたちの安全につながります。
そして同時に、現場で働く保育士さんを守ることにもつながります。
保育園の内装や設備を考えるときは、見た目のきれいさだけでなく、日々の安全性までしっかり考えておくことが大切です。
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