鍼灸院のトイレ床にクッションフロアを貼りました|接着剤を使わない両面テープ施工事例

今回は、鍼灸院のトイレ床にクッションフロアを施工した事例をご紹介します。

既存のトイレの床は、古いビルでよく見かける磁器タイル張りの床でした。

磁気タイル床そのものは丈夫ですが、どうしても見た目に古さを感じやすくトイレ全体の印象も古く暗く見えてしまうことがありますので、清潔な雰囲気が大切な治療系のお店、治療系の院のトイレにはこのままでは院に足を運んでくれる患者さんへの印象はあまり良くないですよね。

そこで今回は、既存の磁器タイルの上からクッションフロアを貼る施工を行いました。

ただし、今回の現場は賃貸物件です。

退去時の原状回復のことも考える必要があったため、床に接着剤を塗って貼るのではなく、両面テープを使ってクッションフロアを固定する方法をご提案しました。

磁器タイルの上からでもクッションフロアは貼れます

既存の磁器タイル床の上に、原状回復を考慮して両面テープ施工の準備をしている様子です。

写真は磁器タイルの上にクッションフロア用の両面テープを貼っている状態です。

既存の床を壊したり、タイルを剥がしたりしなくても、上からクッションフロアを施工することで、トイレの印象を変えることができます。

特に、鍼灸院や整骨院、整体院など、お客様や患者様が利用するトイレの場合、床の印象は意外と大切です。

トイレの床が古く見えると、院内全体の清潔感にも影響してしまいます。

床材を変えるだけでも、空間の印象はかなり明るくなります。

接着剤を使わず両面テープで施工した理由

通常、クッションフロアを施工する場合は、専用の接着剤を使って床に貼ることが多いです。

接着剤を使えば、床材がしっかり固定されやすく、施工後も安定しやすいというメリットがあります。

しかし、賃貸物件の場合は注意が必要です。

既存の磁器タイルの上に接着剤を塗ってしまうと、退去時にクッションフロアを剥がした際、タイルに接着剤が残ってしまうので原状回復が大変なのです。

そうなると、原状回復の際に余計な手間や費用がかかってしまい嫌ですよね。

そのため今回は、接着剤ではなく、両面テープを使ってクッションフロアを貼る方法を採用しました。

両面テープ施工のメリットは原状回復しやすいこと

両面テープ施工の大きなメリットは、原状回復がしやすいという点です。

床全面に接着剤を塗るわけではないため、将来的にクッションフロアを撤去する際、比較的剥がしやすくなりますから

賃貸物件で鍼灸院や整体院を開業する場合、退去時のことまで考えて内装工事を計画することは非常に大切なポイントです。

見た目をきれいにすることだけを考えて施工してしまうと、退去時に思わぬ原状回復費用が発生することがありますから

今回のように、既存の床をなるべく傷めずに施工する方法を選ぶことも、賃貸テナントでは重要な考え方ですし、お客様になるべく負担を少なくするために最善のアドバイスをするのが私たちのお仕事だと考えています。

粘着力が強すぎる両面テープには注意が必要です

ただし

両面テープなら何でも良いというわけではありません。

ここはかなり大事です。

粘着性が高すぎる両面テープを使ってしまうと、撤去する際に糊がタイルに残ってしまうことがあります。

糊が残ると、それをきれいに剥離するのが非常に大変です。

場合によっては、接着剤を使っていないにもかかわらず、原状回復のために余計な費用がかかってしまうこともあります。

つまり

原状回復を考えて両面テープ施工を選んだのに、使用するテープを間違えると、かえって原状回復が難しくなることもあるということです。

マスキングテープを下地にする方法

磁器タイルに直接両面テープを貼ると、テープの種類によっては糊残りのリスクがあります。

そのため、タイル面に粘着が残るのを防ぐ方法として、まず接着力の弱いマスキングテープを下地として貼り、その上から両面テープを貼る方法があります。

簡単に言うと、

マスキングテープ

両面テープ

クッションフロア

という順番です。

こうすることで、両面テープの強い粘着が直接タイルに付くことを防ぎやすくなります。

ただし、この方法も万能ではありません。

床の状態、タイルの表面、使用するテープの種類、施工場所の環境によって、向き不向きがあります。

特にトイレは水気や汚れが発生しやすい場所でもあるため、施工方法は慎重に判断する必要があります。

両面テープ施工は簡単そうに見えて実は・・・

両面テープで貼ると聞くと、DIYでも簡単にできそうに思われるかもしれません。

しかし、実際はそんな簡単な施工方法ではないんですよ。床張りのプロの私たちでも、両面テープで貼ってほしいと言われると「難しいなあ」と感じるくらいです。

特にトイレの場合、便器がすでに据え付けられている状態で床材を貼らなければならないことが多く、便器まわりのカットが非常に難しくなります。

写真のように、便器が設置された状態でクッションフロアをきれいに貼るには、細かい採寸とカットの技術が必要です。

少しでもカットを間違えると、便器まわりに隙間ができたり、床材が浮いたり、仕上がりが悪くなったりして見た目が悪いです。

また、両面テープは一度貼り付くと位置の調整がしにくいため、貼り始めの位置がずれると、そのまま全体の仕上がりに影響します。

正直なところ、プロの私たちでも両面テープ施工はかなり手間がかかります。

DIYでの施工はおすすめしません

「接着剤を使わずに両面テープで貼るだけなら、自分でもできるのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが・・・・

正直、トイレの床にクッションフロアを貼る場合、仕上げの難しさや仕上がり具合で素人の型でのDIYはあまりおすすめしません。

特に、便器を外さずに施工する場合は、かなり難易度が高いです。

広い四角い部屋にクッションフロアを貼るのとは違い、トイレは狭く、便器、壁際、入口の見切り、巾木まわりなど、細かい納まりがたくさんあります。

しかも、両面テープ施工の場合は、接着剤施工よりも貼り直しがしにくく、ズレやシワが出やすくなります。

きれいに仕上げたい場合や、原状回復のことまで考えたい場合は、無理に自分で施工せず、プロに依頼することをおすすめします。

まとめ

今回は、鍼灸院のトイレ床にクッションフロアを貼った事例をご紹介しました。

既存の床は磁器タイルでしたが、磁器タイルの状態が悪くなければその上からクッションフロアを施工することは可能です。

※すべての磁気タイルが対象というわけではありませんので、現場状況次第になることはご理解ください。

今回は賃貸物件ということもあり、原状回復を考慮して、接着剤ではなく両面テープを使って施工しました。

両面テープ施工のメリットは、撤去時の原状回復がしやすいことです。

ただし、粘着性が強すぎる両面テープを使うと、糊が残ってしまい、逆に原状回復が難しくなる場合もあります。

そのため、マスキングテープを下地として貼り、その上から両面テープを貼るなど、現場に合わせた工夫が必要です。

両面テープ施工は簡単そうに見えますが、実際には非常に難しい作業です。

特に、便器がすでに設置されているトイレでは、きれいに貼るのはかなり難易度が高くなります。

トイレの床をきれいにしたい方、賃貸物件で原状回復を考えながら床を施工したい方は、ぜひ専門業者にご相談ください。

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