壁穴補修工事が対応出来ないケースの事例

こんにちは。
福岡内装センターの倉石です。

この記事を読まれている方は、大体の方が(たまに同業者もみていたりしますが)
賃貸物件にお住まいで、壁に穴を空けてしまって困っている方ですよね。

しかし、この記事の内容は、「壁穴を修理する」記事とは違い「壁穴補修に対応出来ないケース」として書き進めて行きます。

どういった状態では可能で、どういった状態では不可能なのか?の両方を書くのでは無く、わかり易く出来ない状態あるいは、壁穴補修には難しい状態
お伝えいたしますね。

①壁に穴が開いてしまった事を大家さんか不動産会社の人に既に伝えてしまった場合。

ドン!!!!
壁に穴があいてしまった瞬間・・・・あの嫌な音、、、思い出してください。
その一瞬前までは、怒りに満ちて冷静な判断がつかずに思わずそこにある壁を殴ってしまったのですが・・・・
思いとはうらはらに、意外とその壁は壊れやすい素材だった・・・・

・・・・マズイ。

一瞬で今までの怒りは消え冷静さをとり戻しますが、時既に遅し。
「これ・・どうしよう・・・・」

色々考えた結果、大家さんあるいは、担当の不動産に連絡する人がいらっしゃいます。
その時の相手の対応としては、まあ怒りもせず、淡々としていると思いますが、問題はココから。

あなたは、もしかして「礼金敷金預けているから大丈夫だろう・・・・・心配ないよってお考えですか?
もそそうなら、相当甘い考えですよ。

今の時代、既に支払っている礼金敷金は、あなたが退去する時には戻ってこないお金としての認識の方が良いと思います。
そもそも、壁に穴をあけてしまうってことは、あなたのミス・過失なのですからその分の補修代金はあなたが別途支払うことは間違いありません。

だれに補修を依頼しようが、費用はかかります。

で、それを不動産会社や大家さんに依頼すると、その会社が下請けとしている業者がやってきて、壁穴の補修をしてくれます。
タイミングとしては、あなたが退去したあとですね。

あなたが退去したあとに補修しにくるのですから、あなたに対しての見積りは一切なく、あるのは退去後補修のあとでやってくる「壁穴工事請求書」です。

その金額をみてあなたはきっと驚くことに。。。。。
この手のトラブルは絶えないんですよね。

物件を所有しているオーナーさんから部屋を借りているのはあなたで、壁に穴を空けたのもあなたであって・・・・。
「でも、いくら壁穴の補修代金っていっても15万とか高すぎる」って今更文句を言っても最終的には支払うことになると思います。

つまり
大家や不動産に対して、壁に穴を空けてしまったことをつたえてしまうと、見積りも無く、退去後補修工事をしてそのあと破格の金額が書かれた請求書がやってくるってことです。

たまに、事前に見積り金額を教えてくれたとして、あなたがその金額を不服として「高いし納得行かないから別の業者にやってもらう」って
言ってもダメなんです。

大体の賃貸物件はオーナーさんや不動産会社お抱えの内装業者がスタンバイしていますから、その時点で私どもに相談があっても私達が対応出来ることは稀なんです。

要は、物件オーナーや不動産会社に伝えたその時点で、他の内装業者は手を出せません。(例外は少なからずありますが)
良くそのことを覚えておいてください。

② 壁紙が手に入らない場合 その1

壁紙(クロス)はだいたい2年〜3年周期でリニューアルされます。
あなたがその賃貸物件に入居した当時に流通していた壁紙も二年後は流通されていない可能性があるんです。

入居4年ならほぼ今あなたの部屋に張っている壁紙は無いものとお考えください。
※メーカーによっては人気商品は5年以上のスパンで継続する商品もあります。

ではその場合、どうやって壁穴の補修をするのか?

その場合は、今あなたのお部屋に張っている壁紙と極力似た素材を探して、キズは付いていな壁も全て全体的に貼り替えてしまいます。
そうすることで、ある一部分のみ、違う壁紙で補修するのでは無く全体的に同調させるのです。

デメリットとしては、部屋の片付けとクロス貼り替えの費用が発生します。

つまり、同じクロスは見つからないが、似たようなクロスは流通していますので、その似たようなクロスで部屋全体を貼り替えてしまえば壁に穴が開いてしまったことは
バレずに退去出来ます。

③ 壁紙が手に入らない場合 その2

私達がどうしても入手できない壁紙が存在する場合があるんです。

それは、大手のハウスメーカーなどが手掛けた賃貸物件のケースです。
大手なので、資金源が豊富なことと物件数が豊富な事もあり、独自のオリジナルクロスをメーカーに発注している事があるんです。

大東建託やセキスイなどの賃貸は、私もどこのメーカーのものなのかも分かっているのですが、メーカーさんは私たちにそれを譲ってくれることはありません。
だから、穴があいた壁を補修して埋めるまでのことは出来ても、それ以上補修することが出来ないんです。

④ 自分で補修しようとして失敗した後に依頼される時

たまにいらっしゃいます。(年間に3人位)
自分で補修しようとする方ですね。

私の所に相談の連絡を頂く場合は、当たり前ですが全員自らの壁穴補修に失敗した人たちですね。
専門の知識が無い場合はやっぱり無茶だと思いますので、ネットやホームセンターで補修キット的なものは売っていますが、これはできればヤメていたほうが良いと思います。

ここで大事なことは一度手を付けてしまって失敗して壁穴はそれ以上の補修工事が必要になってくるので絶対に自分でやろうとしない事が大事。

途中まで自分でやったけど、うまくいかないから後はよろしく・・・・・ってバトン渡されても走れないんです。。。。。
それをやらなければ、最初から依頼してくれていれば、こんなに大げさに補修しなくても費用かけなくてもカンタンに補修できたのにな・・・・・・ってケースがあるので
またまた言いますが、絶対に自分では補修しようとしないでくださいね

後悔するだけすから。

まとめるとつまりこういうこと

① 穴が開いてしまった時、驚くのはわかりますが、大家や不動産に連絡するのは「壁穴工事専門の会社」に先ずは連絡して見ることが大事。

② あなたがお住いの賃貸が大手ハウスメーカー等の物件の場合は、同じ壁紙が手に入りにくい。電話で相談の場合はまず、それを「壁穴工事専門の会社」に電話で伝える事。

③ 壁に穴があいて、自分は器用だからと自信があっても決して自分で補修しようとしないこと。(失敗したら余計に費用がかかりますよ)

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